トルコ・イスタンブールからお届けする、ベリーダンスな毎日のあれこれ。

ベリー☆ベリー☆イスタンブール 



日本を想ふ

今朝から水道工事でテクニシャンのおじさんたちが出たり入ったり、出かけられないし、ベリーの練習はできないし(笑)、ネットしかすることがない

最近、ネットでいくつか気になっていることがあります。
あ、ベリーにもトルコにも関係ないから、興味のない方はスルーなさってね。

「田母神論文」「国籍法改正」
なんか・・・日本はどうなっているの?
WEBやMixiでもかなり盛り上がっているのでいろいろと読んでいるところです。(「田母神論文」は原文を読んだ)、う~ん。

そもそも、日本にいたらこんなに気になったかなぁ・・・とは思います。
世界史を選択したし、日本の近現代史は、多分皆さんの学校と同じように、「2月も中旬すぎちゃってからあわててやる」みたいな感じだったし。
自分で確固とした論があるわけではないので、右左や是非の両方に一理あるような気がする・・・というレベルです。

でもね。
ひとつだけ、言いたいの。
日本は、日本の素晴らしさを自認し、もっと大切にするべきだと思う。


「夜中の2時に、カラオケ帰りの酔っ払いちゃんが、安心して1人でタクシーに乗れる国」
「女性が女性だというだけで、1.5流市民扱いされない国」
「相手の気持ちを察して行動できるひとたち」
「ヒトのものや、公共のものも大切に丁寧に使えるひとたち」
そして
「テロの心配のない国」


平和ボケと言われようが、ボケていられるほど平和だというのは、実はすごいことなんです。
格差社会といわれますが、トルコにおける格差には比べられません。

日本にいたら、気がつかない、あたりまえのこと。
自分の国を、もっと大切にしようよ、ね。


<追記>
五百旗頭真 防衛大学校長の反論文(毎日新聞に掲載)が、非常に感銘深かったので、続き>に掲載しておきます。さぁて、何人読んでくれるかな。

 
【文民統制の重要性①】

五百旗頭 真 防衛大学校長
※毎日新聞2008年11月9日付記事より転載

 田母神俊雄航空幕僚長が、戦争の過去について政府見解と異なる主張を公募懸賞論文に展開し、政府によって更迭された。
 制服自衛官は政治的問題につき政府の決定に服する責めを負う。もちろん制服を含め、誰しも自らの意見を持つことができる。しかし、個人の思想信条の自由と、職責に伴う義務とは別問題である。軍人が自らの信念や思い込みに基づいて独自に行動することは、軍人が社会における実力の最終的保有者であるだけに、きわめて危険である。それ故にすべての民主主義国にあって、軍人は国民によって選ばれた政府の判断に従って行動することが求められている。これがシビリアンコントロール(文民統制)である。
 航空幕僚長が官房長に口頭で論文を書き応募することを伝えたのみで、原稿を示すことなく、政府見解に反する主張を発表したことが明らかになったとき、防衛大臣は即日幕僚長の解任を決定した。
 これに関連して想起するのは、1928年の張作霖爆殺事件である。関東軍の河本大作参謀は、上司と政府の指示なく、独自の政治判断に基づき、現地政府のトップを爆殺した。それ自体驚くべき独断専行であるが、それ以上に重大であったのが軍部と政府がこの犯行を処罰しなかったことである。そのことが、軍人が国のためを思って行う下克上と独断専行はおとがめなしとの先例をなした。軍部に対するブレーキが利かないという疾患によって、日本は滅亡への軌道に乗った。シビリアンコントロールがいかに重要かを示す事例である。
 それを思えば、このたびの即日の更迭はシビリアンコントロールを貫徹する上で、意義深い決断であると思う。この措置を重く受け止めるべきである。

 一部には解任措置だけでは不十分との主張もある。そうした新聞の一つは、筆を伸ばして「防衛大学校での教育」への疑念にまで言い及んだ。幕僚長が防大の卒業である以上、そうした疑念にも無理からぬ面もあろう。防大教育の実情について報告する義務を負っているものと解したい。
 防大の創設は、このたびに論点となった戦争の過去と密接に関係している。ダレス特使の再軍備要求に抵抗した吉田茂首相であったが、防大の設立にはなみなみならぬ意欲を示し、「下克上のない幹部」をつくることを求めた。これを受けて槇智雄初代校長が民主主義時代にふさわしい幹部自衛官育成の精神とかたちを築いた。その教育方針は「広い視野、科学的思考、豊かな人間性」を培わんとするものであった。
 旧軍が自国愛に満ちて独善に陥り、国際的視野を見失った過去、「大和魂さえあれば」とか、「竹やり三千本」の言葉に示される観念論・精神主義の過剰の中で成り立たない戦争にのめり込んだ過去、戦争への没頭の中で政府・大本営が他国民への惨禍と自国民への犠牲に鈍感となり、人間性豊かな自省を弱めてしまった過去、こうした過去の克服を期する指針であることは容易に解されよう。
 私が感心するのは、過去への反省に立つ指針が、同時に戦後の新しい時代への洞察とも結びついていた点である。「広い視野」は国際化が進む戦後世界に、「科学的思考」は科学技術革命の爆発する時代に、「豊かな人間性」は民主主義社会において国民との共感が不可欠な時代に、それぞれ予言的なまでに適合しており、それゆえに今なお妥当性を失わないのである

<続く>
【文民統制の重要性②】

 槇校長の事跡と思想を展示する記念館をたまたま先日防大資料館内に開設したが、その中に「服従の誇り」という不思議な言葉がある。通常、服従は奴隷的であり、屈辱的である。個性の確立と自主自立こそが誇りであろう。槇校長は、国民と政府への自衛官の「服従」が、自発性に基づく積極的なものであり、それが国と国民に献身せんとする大義に発するものであるならば、立派に「誇り」たり得ることを、創立期の防大生に対して説いたのである。言い換えれば、槇校長はシビリアンコントロールを外力への服従としてではなく、自らの信条として内面化することを語りかけたのである。
 このたびのことがあって、私は防大における歴史教育の内容がどのようなものであるか、改めて調べてみた。あの戦争を賛美するような講義内容は、一般教授の「政治外交史」や「日本近現代史」にも、また制服の先輩教授が教える「日本戦史」などにもまったく見当たらなかった。すべてが資料根拠に忠実な実証研究のスタイルであった。むしろ実証を踏まえつつも、もう少し意味づけや斬新な解釈を打ち出してもいいのではないかと感じるような着実な傾向であった。
 私自身も歴史家であるが、世界の中の日本を全体的に見れば、千年前に源氏物語を生み、非西洋世界の中で真っ先に近代化を成功させて西洋諸国と並び立つ国となり、戦後もまた、格差の最も少ない豊かな民主主義社会を築くなど、卓抜した能力を示してきた立派な国民だと考えている。その中での遺憾な局面が、あの戦争の時代であり、今なお誤りを誤りと認めることができずに精神の変調を引きずる人のいることであると考えている。
<終>
テーマ : トルコ    ジャンル : 海外情報
  1. ひとりごと
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  3. / comment:5

  1. 2008/11/19(水) 17:58:50 |
  2. URL |
  3. soleil
  4. [ 編集 ]
こんな時だけいつも出てくるsoleilデス(笑)

田母神氏の言ったことで印象に残ってるのは証人喚問の時に「日本はいい国だと言ったら更迭された」と言うような言葉でした。
論文の内容の是非は別にして、確かに日本のマスコミや政治家は自国に対してけっこう自虐的だなって感じてました。そうすることで何か利権でも得られるのかなぁ。
例えばずーっと自分を卑下してばかりいる人が近くにいたらウザイし(笑)利用してやれって思う悪い人も引き寄せちゃうかもでしょ。逆に堂々としてて礼儀正しい人を粗末にはしないよね。国単位でもそうじゃないかなあ。
たびぃ。さんのおっしゃる通り日本はある意味とても稀有な国。大切にしていきたいですよね。それには教育がほんと重要だと思います。
なんだか変な長文スミマセン^^;

いやキミを待ってた(笑)

  1. 2008/11/19(水) 18:15:43 |
  2. URL |
  3. soleilさんへ♪
  4. [ 編集 ]
最近さ、記事書きながらつい「これは○○さんから来るだろう」とか考えちゃうんです。そして、ふふふ、やっぱりsoleil嬢が釣れたわ♪

トルコに来て一番思うことは、良い悪いは別として、「トルコ国民はトルコがイジョーに好き」ということです。ここは共産圏かというぐらい、旗が好き。
もうちょっと、外にも目を向けようよと思うことが多いのですが、うらやましい気もします。だって日本は逆じゃない?自虐的すぎる。個人個人が判断できるぐらいキチンと、近現代史を教えるべきだと、私も思います。

アツくなってきたところですが、そろそろJOSEのJAZZなので、いってきまーす。

確かに・・・

  1. 2008/11/20(木) 03:40:37 |
  2. URL |
  3. IZUMI
  4. [ 編集 ]
僕も太鼓好きのせいで、「トルコ行きたい~」「アフリカ行きたい~」って
思ってますが、たびぃさんのお話しを聞いたり、色々調べていくうちに
「う~ん、やっぱ暮らすには日本って便利で安全なんだよなぁ~、、」って
改めて思うようになりました。

今まで何も考えず暮らしてきたのとは、ちょっと違う感覚。

「当たり前」って、自分の居る環境の外を見ると「当たり前」でなかったり。

環境や文化、宗教って不思議だなぁ・・って思います。

感謝のキモチ

  1. 2008/11/20(木) 09:04:26 |
  2. URL |
  3. IZUMIさんへ♪
  4. [ 編集 ]
そうですね、当たり前って、実は努力の結果だったり、幸運だったりしますよね。そのキモチ、大切にしたいと思います。

今日もね、水道工事の後で、「あ~日本だったら、時間どおりに来て、短時間で作業して、後もキレイに掃除して帰るのになぁ」って、後始末しながら思いました。

あたしは比較的外国慣れしていると自分で思っているのですが、やっぱ、老後は日本だな(笑) 老人ホームでハフラしましょう♪

これはぜひ読んでほしい

  1. 2008/11/20(木) 14:05:23 |
  2. URL |
  3. 皆さまへ♪
  4. [ 編集 ]
五百旗頭防衛大学校長の反論文を、「続きを読む>」に無断(笑)掲載しました。ぜひ国会で講義していただきたいわ。

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プロフィール

Yoko

Author:Yoko
Yoko of Istanbulだったり、
クラリチェ洋子だったりもします。
踊ったり、書いたり、たくらんだり、毎日意外と忙しい。

【著書】

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