2014.10/09 [Thu]
ターキッシュ・ロマとジプシーの違い
ご質問をいただきました。
「ターキッシュ・ロマと、ジプシーとかジプシーフュージョンの違いってなんですか?」
そりゃそうだ、確かにふつうあんまり気にしないよね。。。
ということで、私なりのロマvsジプシーのダンスの違いについて、書いてみます。
1. まず、ロマとジプシーは、ほぼ同じ意味です。
世間に定着してしまったジプシーという卑称を避けて、ロマ(ロマ語で人々という意味だったはず)と呼ぼう!という人権運動から、ジプシーでなくロマという呼び方になりつつあります。
2. ただし、ベリーダンスの世界においては、使い分けされているように思います。
ロマ民族はインドからロシア、トルコ、東欧、スペイン、中近東からエジプトまで広く分布していて、移動をするにつれ、それぞれ土地の踊りと融合しながら独特のダンスを築いています。
【ロマのダンス】
その各地オリジナルのダンスに近いものを踊っているという意識と自負の高いダンサーさんは、XX地域/国のロマ・ダンスという言い方をしている方が多いように思います。
中でも、私も含めトルコのロマ・ダンスを踊るダンサーさんは、「ロマダンス」と言う人が多いように思います。
特徴は、9/8拍子、腰の動き、複雑なステップ。 衣装は柄物on柄物とか、極彩色の色にキラキラな衣装が大好き。

エディルネのお祭りにて、ロマの娘達が地元のお祭り用に
着飾るとこんな感じ。
ダンスは、こんな感じです。
【ジプシー・スタイル】
逆に、特定の地域のロマのダンスにこだわらず、さまざまなスタイルのロマ・ダンスを融合したスタイルを踊られる方は、「ジプシー」あるいは「ジプシーフュージョン」と表現されることが多いようです。
音楽も、東欧系4/4とか、スペインの10/8とか、さまざま、振付もさまざま。 華やかな25ヤードスカート、髪にはお花、、、というのが代表的なスタイルですのようです。

手持ちの写真がないので、仲良しのFIGさんにご承諾いただきお借りしました。
ちょっとトライバルっぽいかな、これは。
ダリア・カレラやアルテミスなど、アメリカのベリーダンス・シーンでジプシーダンスを牽引してきた先輩方の流れをくむかたが踊っていることが多いように思います。
そんな状況から、無国籍ジプシーダンスを踊るダンサーには、日本人とアメリカ人が多いです。
ヨーロッパ、ロシア、トルコは、その土地のロマダンスがあるので、それをショーアップしたものを踊る傾向。 実際1/4とか、1/8とか、ロマの血が混じってるの、、、っていうダンサーさんが踊ってたりして、自分のルーツを探っていたりします。
また、ジプシーという呼称のほうがより知名度が高いので、ジプシーという言い方をあえてしているダンサーさんもいらっしゃいますので、念のため。
どちらがいいとか、正しいとかはないと思う。
自分の好み、そしてスタイル。
私自身も、エディルネでロマの人と踊る時は、こてこてな踊りをしますが、日本でステージという時には、本来のトルコのロマダンスにはない動きを、逸脱しない程度にアクセントとして入れたりして、試行錯誤しているところです。
ちなみに、私の基礎のクラスはトルコ ロマ・ダンス度95%ぐらい、振付のクラスは、その振付によって、70-90%ぐらいだと思います。
目標は、ただひとつ。 「トルコ人はもちろん、ロマの人々が見てもトルコのロマダンスに見えるものを伝えること」。
来週からいよいよ日本です!
「ターキッシュ・ロマと、ジプシーとかジプシーフュージョンの違いってなんですか?」
そりゃそうだ、確かにふつうあんまり気にしないよね。。。
ということで、私なりのロマvsジプシーのダンスの違いについて、書いてみます。
1. まず、ロマとジプシーは、ほぼ同じ意味です。
世間に定着してしまったジプシーという卑称を避けて、ロマ(ロマ語で人々という意味だったはず)と呼ぼう!という人権運動から、ジプシーでなくロマという呼び方になりつつあります。
2. ただし、ベリーダンスの世界においては、使い分けされているように思います。
ロマ民族はインドからロシア、トルコ、東欧、スペイン、中近東からエジプトまで広く分布していて、移動をするにつれ、それぞれ土地の踊りと融合しながら独特のダンスを築いています。
【ロマのダンス】
その各地オリジナルのダンスに近いものを踊っているという意識と自負の高いダンサーさんは、XX地域/国のロマ・ダンスという言い方をしている方が多いように思います。
中でも、私も含めトルコのロマ・ダンスを踊るダンサーさんは、「ロマダンス」と言う人が多いように思います。
特徴は、9/8拍子、腰の動き、複雑なステップ。 衣装は柄物on柄物とか、極彩色の色にキラキラな衣装が大好き。

エディルネのお祭りにて、ロマの娘達が地元のお祭り用に
着飾るとこんな感じ。
ダンスは、こんな感じです。
【ジプシー・スタイル】
逆に、特定の地域のロマのダンスにこだわらず、さまざまなスタイルのロマ・ダンスを融合したスタイルを踊られる方は、「ジプシー」あるいは「ジプシーフュージョン」と表現されることが多いようです。
音楽も、東欧系4/4とか、スペインの10/8とか、さまざま、振付もさまざま。 華やかな25ヤードスカート、髪にはお花、、、というのが代表的なスタイルですのようです。

手持ちの写真がないので、仲良しのFIGさんにご承諾いただきお借りしました。
ちょっとトライバルっぽいかな、これは。
ダリア・カレラやアルテミスなど、アメリカのベリーダンス・シーンでジプシーダンスを牽引してきた先輩方の流れをくむかたが踊っていることが多いように思います。
そんな状況から、無国籍ジプシーダンスを踊るダンサーには、日本人とアメリカ人が多いです。
ヨーロッパ、ロシア、トルコは、その土地のロマダンスがあるので、それをショーアップしたものを踊る傾向。 実際1/4とか、1/8とか、ロマの血が混じってるの、、、っていうダンサーさんが踊ってたりして、自分のルーツを探っていたりします。
また、ジプシーという呼称のほうがより知名度が高いので、ジプシーという言い方をあえてしているダンサーさんもいらっしゃいますので、念のため。
どちらがいいとか、正しいとかはないと思う。
自分の好み、そしてスタイル。
私自身も、エディルネでロマの人と踊る時は、こてこてな踊りをしますが、日本でステージという時には、本来のトルコのロマダンスにはない動きを、逸脱しない程度にアクセントとして入れたりして、試行錯誤しているところです。
ちなみに、私の基礎のクラスはトルコ ロマ・ダンス度95%ぐらい、振付のクラスは、その振付によって、70-90%ぐらいだと思います。
目標は、ただひとつ。 「トルコ人はもちろん、ロマの人々が見てもトルコのロマダンスに見えるものを伝えること」。
来週からいよいよ日本です!
再会、楽しみにしてます♪
何、食べに行きます?