トルコ・イスタンブールからお届けする、ベリーダンスな毎日のあれこれ。

ベリー☆ベリー☆イスタンブール 



トルコよどこへ行く、の続き

昨日の続き。

「人間は誘惑に負けるものだ」という前提に立った、物の考え方がどうもよくない、好きじゃない、と思います。
どうして、「誘惑に負けない健全な精神を育てる」にならないんだろう。

例えば、イスラム女性に髪や体の線を隠させるのだって、「男はケダモノである」という前提でしょ?
ケダモノを人間にし(笑)、女性を一人の人間として尊敬させるというふうに、なんでならないんだろう。

問題のあるサイトだって、(子供に対する規制管理は別として)、いい大人が見るべきものと避けるべきものを「自分で判断させる」ことをせずに、根元からシャットアウトというのは、「自分たちで判断のつかない愚民の大量生産」なのではないでしょうか?
もちろんそういう大衆のほうが、政府はラクなんだろうけどね。

イスタンブルって、歴史も文化もあって素晴らしい街だとは思いますが、人の態度やお行儀という意味では「ちょっとどうよ~」って思うことが多いです。 
ものすごい私感ですが、建国の父アタテュルクの思想を真から受け入れるだけの精神文化が育っていなかったんじゃないだろうかと思うときがあります。 イスラム教の教えという核が唯一でなくなり政教分離をしたはずなのに、最近なんだか揺り戻している。そして、今や「お金」だけが価値観の物差しになりつつある大都市。 それはイスタンブルという特異な街でだけの現象で、田舎では今でも真摯なイスラム教徒の人々が平穏に暮らしているのかもしれませんが・・・

明日の建国記念日を前に、ビルというビルに巨大な旗がかかっているのをながめながら、本日のひとりごとでした。

あ~すっきりしたっと。

P.S. トルコ信奉者、AKP支持者、イスラム教徒の方、イスラム学研究者、ケダモノのみなさん(笑)からの反論お待ちしております。
テーマ : トルコ    ジャンル : 海外情報
  1. ひとりごと
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  3. / comment:7

No title

  1. 2008/10/29(水) 03:54:15 |
  2. URL |
  3. IZUMI
  4. [ 編集 ]
外から眺めているだけの者や、短期滞在の旅行者と違い、
実際にその土地で暮らす方は思い入るコト、多いでしょうね。

僕はイスラームに関しては全く無知でしたので、
ネット検索してみました。まだ2、3のサイトを拾い読みしただけなんで
軽いコトは言えませんが、それでも男女関係や差別の事については
結構なショッキングでした。国って、、思想って、、、。
も少し勉強します。

素晴らしい音楽や芸術はまたたく間に国境を越えて伝わるのに、
思想って、難しいですね。

こうして他国で暮らす方のお話しも聞ける事で、改めて自分の暮らす国や
自分自身の事も、1つ大きい視点で考えられそうな気がします。

No title

  1. 2008/10/29(水) 08:56:11 |
  2. URL |
  3. IZUMIさんへ
  4. [ 編集 ]
私のように期間限定で暮らしている者と、ここで家族を持ち暮らしている方達でも、体験するレベルは異なると思います。

トルコってね、未だに「女性解放運動」のコマーシャルが流れるんです。最初見たときは、とっさに何のコマーシャルかわかりませんでした。
『さあ女の子達を学校へ』・・・l高校・大学じゃなくて、初等教育のハナシです。

う~ん、いろいろ言いたいことはあるのですが、一言で言うとやっぱり、「なんだかんだ言っても、実は日本人に生まれて幸せなのね」ということでしょうか。

道半ば

  1. 2008/10/29(水) 14:50:46 |
  2. URL |
  3. おねむ
  4. [ 編集 ]
「自分たちはケダモノである」ということをちゃんと認識して「自分たちが健全になるには時間がかかりそうだから当面は手っ取り早く女性を護る方向で」という趣旨ではじまったとすると当時としては画期的な処置だったのでは?とも思うんですが、それが未だに解消されていないところが・・・うーん、そちらの女性は魅力的だから・・・あ、なんか違う。キリスト教でもイブは男を誘惑するものだけど男性キリスト教徒はいつ頃にジェントルマンに進化したんだろう?誰か卒論のネタにいかがか?

うちの奥さんもですね、「イスラム圏は女性の地位が低いのであまり行きたくない」と言ってたんですよ。もちろん数日の旅行では実態はわからないですが行ってみた印象は(思っていたほど)悪くなかったみたいですけど。

責任回避か利権のためにとりあえず規制しとくかという国もどうかと思いますけど、それでもマシなほうなのかなあ。

No title

  1. 2008/10/29(水) 15:50:37 |
  2. URL |
  3. サラ
  4. [ 編集 ]
うちの夫は、典型的な白黒つけたいフランス人なので、いつもイスラム的な態度を「欺瞞的で我慢ならない」と言っていますが…
あと、「自分の奥さんを隠さないと安心できないのは、どいつもこいつも、自分が他人の奥さんにちょっかいを出したいからだ」とか、まさにケダモノ論者です(笑)

私が知ってるチュニジア人の家庭なんかを見ると、ちょっと前の日本みたいに、見た目かなり亭主関白でも、実際には、奥さんが家のあれこれを牛耳ってるのかな、と思いました。

規制が多い国っていうのは、本当に耐えられないでしょうね。
うちの夫は、以前日本で「ヘア規制」があったことを知らず、ある時、その話になったら、「じゃエロ本は何のために存在したのか?」と聞かれました(笑)

Cumhuriyet Bayramınız Kutlu Olsun!

  1. 2008/10/29(水) 15:59:32 |
  2. URL |
  3. alaturka
  4. [ 編集 ]
続報を拾いました…
http://www.el.tufs.ac.jp/prmeis/html/pc/News20081025_224659.html


本来は、「人は誘惑に負ける弱い者である」という前提で、互いに敬意と節度を持って接するべし、という事だったはずなのですよね。だから、女性だけでなく男性側にも「このように振舞うべし」という規定があるはずなんですが。

「誘惑に負けるもの」という前提は正しいと思うし、「健全な精神を」という理想は大事だけれど、何事も理想を実現するのは難しいもので、だから現実的に可能な所から変えていく…という意味では合理的で正しい判断だったんだろうと思うんですけどね…

結局、宗教って統治の手段なわけだし、男性優位という既得権を手放す事も出来なかったから、こうなっちゃったんだろうな~と思います。

すいません。分かりにくいというか、ちゃんとまとまってなくて…


失礼ついでにもう1つ。
「学校へ」キャンペーンは、どちらかと言えば「脱・部族社会」であって、「脱・イスラーム」という文脈で行われてるわけじゃないと思いますよ。(そういう面も皆無じゃないですが)

ええっと

  1. 2008/10/30(木) 14:14:43 |
  2. URL |
  3. おねむさんへ♪
  4. [ 編集 ]
このブログ、これから卒論書くような年齢層いないと思いますが(^^;)
でも実は私も、キリスト教圏における女性の扱いとの差はどこで生まれたのだろうと、書きながらちらっと思ったんです!

私はカトリックしか知らないのですが、カトリックにおいては「聖母マリア様」の存在が果たした役割が大きいのではないかと思います。そして、マグダラのマリアも一人の人間として皆と平等という扱いをしているし。

コーランは、「図解コーラン入門」みたいなのしか読んでないのですが、確か女性の扱いが最初から「劣るもの」として書かれていたような・・・ 

そうですね、私も夫と一緒にいるときは、ほとんどイヤな思いをすることはないですが、女性グループ、1人(これがいちばんヒドイ)の時は、いろいろあります。



考えてて遅くなりました

  1. 2008/10/30(木) 14:41:56 |
  2. URL |
  3. alaturkaさんへ♪
  4. [ 編集 ]
このブログ、思想と言論の自由が保証されていますので、どんどんコメントしてください!「おまえそれは違うだろう」とか「私はこう思う」とか。横レスもありあり(笑)

>結局、宗教って統治の手段なわけだし、男性優位という既得権を手放す事も出来なかったから、こうなっちゃったんだろうな~と思います。

う~ん、「男性優位」って、まだまだトルコにはありますよね。DVとかのハナシもちらちら耳にします。でも、農業国で「働き手としての子供をたくさん作ること」が重要だった今までと、これからでは、女性の立場も変わって来るのではと願っています。

「学校へ」キャンペーンは、あくまでも女性解放運動かと思っていたのですが(それって、脱イスラムに繋がるんでしょうかね)、脱部族社会なんですか?
部族って、非トルコ系イスラムですか? もうちょっと詳しく教えてください!
(ごめんなさい、ググってみたが、探せなかったので)


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プロフィール

Yoko

Author:Yoko
Yoko of Istanbulだったり、
クラリチェ洋子だったりもします。
踊ったり、書いたり、たくらんだり、毎日意外と忙しい。

【著書】

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